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テイクアウトのサブスクサービス POTLUCK(ポットラック)を1ヶ月ほど利用した感想

最近、色々なサブスクサービスが流行っていますね。自分もフード系スタートアップのサービスを試すのが好きなので、POTLUCK(ポットラック)というテイクアウトのサブスクサービスを試しています。

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ポットラックは、ランチやディナーをスマホのアプリから注文してテイクアウトするサービスです。サービスに対応している飲食店は渋谷・恵比寿・六本木周辺が中心ですが、最近は、ポットラック対応のお店が他のエリアでも少しずつ増えてきているようです。 自分は去年の12月末ごろに登録して、これまでのところ20回以上利用しています。

www.pot-luck.jp

ポットラックの良い点

料金プラン

ポットラックには、利用頻度に応じた料金プランが用意されています。

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12食プランは、1食あたり、消費税を抜いて590円です。ランチ毎日プランの場合、1月あたり20日から22日会社に行ってポットラックを利用した場合、

397円/1日 x 30日 / 20日から22日 = 541.4円から595.5円

なので、1月あたり21回以上利用出来れば12食プランよりも1食あたりの値段はお得になります。でも、毎日pot-luckではなくて、社食や外食を利用したい時もあると思うので、12食プランの方が柔軟に使えて便利かなと思います。

ポットラックは安いのか高いのかというと、同じようなテイクアウトサービスと比較すれば安い方だと思います。 例えば、似たようなテイクアウトサービスにmenuというものがありますが、これはチケット制ではなくて注文するお店によって値段の変わるタイプです。 アプリをインストールしてみると分かりますが、ポットラックと同じような質・量のランチの場合、大体800円以上の価格帯で設定されています。掲載店舗数はポットラックよりも多いのですが、価格帯が高いのでお昼のランチ利用のためにサービスがデザインされていないように思います。

ポットラックの料金は、入会した時期や、新規と既存会員でも値段幅が異なっているようです。

美味しいお店が多い

普通のお弁当屋さんだと、唐揚げ弁当などの揚げ物系が中心になっていることが多いのですが、ポットラックに出店しているお店は、普通のお弁当屋さんではあまり提供していないような料理を出しているお店が多くあります。 コンビニやお弁当屋さんで生野菜を扱っているお店はそんなに多くないですが、ポットラックに出店しているお店では生野菜を扱っている店が結構あります。 いろんなお店に注文をしたなかで、オススメのお店をいくつか紹介します。(画像載せたいですけど、勝手に載せていいのかわからないので文字のみの紹介)

渋谷YAFFA ORGANIC CAFE

自然卵と自然栽培玄米のオムレツライス - ここのオムライスはこれまで食べてきたオムライスの中でも断トツに美味しかったです。冷めても美味しく食べられます。

Le Plus hiroo (ル・プリュース 広尾)

ロティサリーポーク - 料理のクオリティが高く、ロティサリーポークは、噛めば噛むほど、口の中に肉の旨味が広がります。サラダも付いています。

Kaito Bal(カイトバル)

本日のパスタ・本日の定食 - 1週間ごとにパスタと定食のメニューが変わり、飽きがこないように工夫されています。恵比寿駅から近いのでテイクアウトも楽なお店です。

待ち時間・料理時間をスキップ

事前にテイクアウトをアプリで注文するので、お店で調理されるのを待つ時間をカットできます。 その空いた時間で本を読んだり、いつもは行ったことのないエリアまで遠出して散歩しながらテイクアウトが出来ます。 夜も注文出来るので、会社帰りに受け取るようにすれば家で料理を作る時間をスキップできます。ただ、ポットラックはどちらかと言えばお昼のランチでの一人分の利用を想定したサービス設計となっているので、 夜ごはんでの利用についてはサービスデザインの再設計が必要かなと思います。一人暮らしなら夜ごはんに使うのもありですが、家族全員の夜ごはんをポットラックでという使い方は難しいです。

梱包のデザインが落ち着いている

ポットラックの容器はちょうどランチボックスのような正方形の形となるように設計されています。外観があまり目立つような作りになっていないので、オフィスで食べていてもそんなに浮く感じではないです。 テイクアウトサービスによっては、サービスのロゴがデカデカとプリントされていて、持ち運ぶときや食べているときに目立って気になるという事があるので、ポットラックはこのあたりに配慮を感じます。

ポットラックの課題

注文を忘れられるお店がある

これは、結構致命的なのですが、お店によってはポットラックに注文の入っている事が忘れられていて、お店に着いてから調理を始められる事があります。こうなると待ち時間が発生してポットラックの良いところは無くなります。 でも、なんとなく、注文を忘れるお店には傾向があるので、以下の特徴にあてはまるお店を避ければ着いてすぐに料理を受け取る確率は上がります。

  • 写真の見栄えがイマイチ
  • 注文数が少ない、または評価がほとんどない
  • 料理の内容がどちらかというとジャンク

こういうお店は忘れる傾向が高いです。逆に、写真の撮り方が綺麗、料理の見栄えが良い、美味しそう、カフェやイタリアンなどを提供しているお店は、ちゃんと力を入れて経営しているのかしっかり用意してくれている傾向にあります。

まだまだお店は多くない

他のテイクアウトサービスに比べれば、ポットラックに出店しているお店の数はそれほど多くありません。多分、一番お店の多くある渋谷・恵比寿エリアでも1ヶ月使えば一通りのお店を廻れます。 そうなるとだんだん飽きてきてしまうので、お店の方で異なるメニューを提供するか、新規のお店が増えていかないと2~3ヶ月くらいで退会もしくは休眠してしまいそうです。 お店の平均クオリティは他のテイクアウトサービスと比べて高いと思うので、その長所を落とさないようにしながら店舗数を増やしていく事が課題になっていそうです。

ランチの注文の締め切りは10:30まで

お昼のランチの注文の締め切りは10:30までです。会社の人と急にランチにいくことになったり、急ぎの仕事が入ったりしてもテイクアウトをキャンセルする事は出来ません。 そのため、10:30の注文をしてからは、別の予定を入れにくくなります。ランチを受け取りに行けなくなった時は、他のポットラックユーザが1割引きぐらいでそのランチをテイクアウト出来るように譲る機能などあればいいのですが、いまのところはありません。 この柔軟性に関する問題を良い感じに解決できたら、もっと注文数は増えるかもしれません。


ポットラックは、少し課題はありますが、他のテイクアウトサービスと比べると費用は安く、出店しているお店のクオリティは全体的に高いのでオススメです。 ごはんを持ち帰って食べるというサービスは、一人暮らしや、時間のない子育て世代には大きな需要があると思います。 テイクアウトサービスは増えてきましたが、細かいところまでユーザのニーズを満たせているサービスは少ないと思います。 その中で、ポットラックはテイクアウトサービスの中では、一番ユーザの細かなニーズに応えられるようにサービスがデザインされていると、いまのところは感じています。